昨日の金曜日が、その第1回目となる篆刻講座の日。
篆刻とは、作品の一番最後に押すハンコを作ることで、専用の石材に、彫刻刀のような印刀を使って文字を彫り込んでいきます。今回、講師としてお招きした、国際現代書道展、北海道書道展の審査会員である小泉行雄先生(写真上)に、2センチ角の雅印を実際に作っていただきました。
文字をデザインすることから始まり、それを石に写して、彫っていきます。荒削り、補刀、仕上げと、一つの雅印が出来上がる工程を分かりやすく、一枚の紙にもしてもらいました。(写真下)
このような雅印は、私も作品の種類や大きさに合わせていくつかは持っていましたが、全て、プロの篆刻家に依頼して、作ってもらったものでした。
それを、自分自身の手で、一から作ってみようというわけです。
どんな言葉を、どのようなデザインで、どうやって彫っていくか?単なる技術の問題ばかりではないようです。
新しい書道の世界が開けたような一日になりました。