厚別東書道サークルブログ

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書はロマン♪〜書道の現代的意味【前編】

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つい5.6年前までは、少子高齢化社会という言葉で、日本の将来に対していろいろな施策が行われてきたように思います。ところが最近は、少子化の言葉がどこかに飛んでいってしまって、ぐぐっと高齢化の方に寄っているような印象を受けます。
厚別東書道教室の生徒さん達の年齢構成を考えても、小中学生の生徒さんより、社会人やシルバーさんの生徒さんの方が半数以上で多い現状を考えると、やはり、高齢化の世相を反映しているように感じます。
約40余年も前、小学生の私が通っていた書道教室も、びっしりと小学生が長机の前に座って、ずいぶんとにぎやかに筆を走らせていました。ところが現在は、教室のスペースにも余裕がありますし、やりたいからやるという強い思いに支えられて、広々とした教室で、黙々と書に向かわれる方も少なくはありません。
さて、高齢化社会になって、どんな人でも、割と長寿の恩恵にあずかれるようになってきました。それは、とりもなおさず、人生の価値が長期に渡って成熟していく可能性があるということだと考えます。これからの高齢化による価値成熟時代において、書道はどんな意味をもつのでしょうか。
【後編に続く】

※写真は、昨日の行われた、毎日展に向けた心華社の錬成会の様子です。