厚別東書道サークルブログ

TO THE WORLD,FROM HOKKAIDO!!

書はロマン♫〜書道の現代的意味【後編】

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仮に人生100年として、人はこの100年間の間にどれくらい満足なことに出会えるでしょうか。身近なものや人との関わりの中に幸せを感じるというのは実に貴重なことですが、せっかくの一度きりの人生ですから、視野を思いっきり広げて、そうやすやすと解決できないような難題にチャレンジしてみてもいいのではないか…と思うわけです。
人生100年の長命としても、それはやはり有限です。何百年、何千年の時を超えて存在するものに憧れを感じて向き合うというのが、私にとって書のロマンなんだと思います。
現代はインターネットや書籍等を通じて情報を簡単に集めたり、コピー機やプリンターの画面にタッチするだけで手軽に印刷ができます。ですが、昔の人々の息遣いを感じながら、思いを豊かにして、自分自身の手を使って、文字に表現していくというのが、たまらなく面白いのです。昔の人々は、自分の目でテキストを読み取り、それを自分の手で忠実に再現して後世に託してきました。それが今日の書の文化を形作っています。
そして、我々の日々の研鑽が、過去に横たわる無尽蔵の書の文化を、少なからず未来へとつなげています。

そんな書道の面白さの極一端を伝えたくて、この4月に厚別東書道教室の第1回書道作品展を開催したいと思います。場所は、札幌市の厚別原始林通郵便局(札幌市厚別区厚別東3条3丁目1-30)です。会期は、4月1日から30日までです。…というわけで、

LETS書道!
漢字3700年、かな1200年、その積み重なった書のロマンにふれながら、書道を楽しんで生きたいと思います。是非、初開催の厚別東書道教室展にお誘い合わせの上、足をお運びください。

※写真は、心華社の錬成会。室温が低く、墨が硬くて、作品づくりに苦戦しました。