厚別東書道サークルブログ

TO THE WORLD,FROM HOKKAIDO!!

毛筆学習の基本的な流れ

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厚別東書道教室では、
①部分練習→②全体練習→③清書
という流れで学習を進めています。
①部分練習は、いわゆる文字のパーツ練習のことです。文字には、必ず書く上でポイントになるパーツ(部品)があって、それを学習の一番最初に、準備運動のような感じでやります。例えば、「点」の「レンガ(四つ点)」、「火」の「右はらい」などなど。このパーツは、他の文字にもよく使われる部品なので、汎用性が高く、発展性があります。(写真下)
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②全体練習は、文字と文字の組み合わせや、偏(へん)と旁(つくり)などの部品同士のバランスなどを確かめながら、半紙全体にレイアウトしていく作業です。全体練習を重ねることで、③清書にぐいぐいと近づいていきます。
①も②も、書道においては、極めて基礎的で基本的な内容になります。ここまでが、ある程度押さえられたら、いよいよ③清書に移ります。
③清書は、いわゆる総合的に課題を完成させる場面です。手本とそっくりなものを目指したり、自分の思いを文字の一つ一つに注ぎ込んだり…と、実に多種多様な表現、自己実現の世界に入っていきます。あえて言うなら、集中力。自分の課題に、どれだけのめり込めるかが重要になるでしょうか。
さてさて、今日は、4月の月例競書のしめきり日でした。生徒さん達は、今まで練習してきた成果を発揮して、一意専心、課題に向き合っていきました。
また、月例競書の作品作りの他に、家族さんが3組も来て、水書を体験し、その後墨書をして、書を楽しんでいかれました。未就学のお子さん達が大勢来てくれたので、いつも以上に、教室がぱーっと明るく活気があふれたものになりました。